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最新海外音楽情報

最新の海外音楽情報、各国の音楽都市の魅力、おすすめのクラッシック楽曲など、「音楽の旅」に関するあらゆる情報をお届けするコラムです。

はらやん プロフィール 1966年生まれ。中学の音楽教師の影響で合唱に目覚め、高校生の時ベートーヴェンの第九を歌って感動。以降、幅広かった音楽鑑賞はクラシック音楽が中心となり、特にフルトヴェングラーに傾倒。
大学時代には合唱団の指揮者も経験する。
クラシック音楽は底が見えないほど奥深いので、新たな発見に出会えることが大きな楽しみになっている。その他の楽しみはカラオケ、野球観戦。
  • 2017年11月21日

    トムとジェリー

    「トムとジェリー」懐かしいアニメです。大好きなアニメの一つで、子供のころ再放送を何度も見ていました。このアニメはほとんどセリフが無いのですが、トムとジェリーがバトルするドタバタ劇ですから、効果音の存在が重要!その効果音に付随するBGMもこれまた重要な存在で、なかなか凝っている曲が多いのですが、その音楽をベルリン・フィルが演奏したことがあります。2015年のワルトビューネコンサート。その時は指揮のラトルをはじめ、オケのメンバーがすっごく楽しそうに演奏していて、私も思わず笑ってしまいました。

    「トムとジェリー」は多くの話が作られましたが、一番好きなのはトムがピアニストとして登場して、リストのハンガリー狂詩曲第2番を演奏するもの(題名は「ピアノ・コンサート」)。セリフも無く、その1曲が演奏されていくシーンだけで話が完結してしまうのです。曲とアニメーションが見ごとにマッチした、なかなか見応えがある素晴らしい作品でした。もちろん曲に合わせてジェリーとのドタバタが行われるのですが。
    他にも「美しく青きドナウ」、「カルメン序曲」やセヴィリアの理髪師「私は街の何でも屋」とか、クラシックの名曲が登場する回がありますので、機会があればご覧になってみてください。

    ベルリン・フィル、またトムとジェリーを演奏します。ラトルが退任するにあたり、来年5、6月にお気に入りの曲を順次演奏するのですが、その中に含まれています。やっぱりもう一度演奏したいくらい楽しかったのでしょうね。
  • 2017年11月17日

    季節の変わり目

    季節の変わり目に風邪気味になるのが恒例。冬に向かうこの時期もやはりそうで、今回は起き上がれなくなるほどひどい状態。いくつかのコンサートへ出かける予定を悔しい思いでキャンセルする事態に。

    「答えはありません。神様からの贈り物ですね。仕事はやりすぎない。どこでやめるかを自分自身で知っておくこと」。90歳のブロムシュテットが記者会見で、健康の秘訣について問われての回答。「仕事はやりすぎない」とはいっても、彼が率いるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のワールドツアーは4週間に17公演をこなす忙しさ。でも先日の公演でもこれまで通りのしっかりした指揮ぶりで、大変感動的な「ドイツ・レクイエム」を味わうことができました。今年はこのコラムで書いた聖トーマス教会での公演、そしてザルツブルク音楽祭でのウィーン・フィル演奏会を含め、彼の指揮で3回の公演を聴きました。来日機会も多かったので、長年にわたり生で聴き続けている指揮者ですが、最近の演奏はひとつの物語をゆったり語るように、大きな流れとして音楽が奏でられているような気がします。来年のザルツブルク音楽祭のプログラムも発表され、再びウィーン・フィルと共演(ブルックナーの4番)します。

    今だ張りがある声と圧倒的存在感を持つヌッチ(75歳)、足元は弱くなってしまったが相変わらずオペラを暗譜で指揮するサンティ(86歳)、再びドレスデン・フィルのシェフになるヤノフスキ(78歳)。ダウンして行けなかったけどフェドセーエフは85歳。最近接したマエストロ達の活躍ぶりに、まだまだ弱音は言えないのだと思う今日この頃です。
  • 2017年11月7日

    イタリア半島を縦断してミラノへ

    スカラ座 イタリア半島はブーツの形に例えられますが、弁慶の泣きどころ(ナポリ)から、足の付け根あたりのミラノまで、バスで移動してきました。その終着点のミラノ。やはり雰囲気が他の街とは異なります。洗練された雰囲気、ミラノコレクションも開催されるファッションの最先端ですし、近代的な高層建築物も多くできています。
    ただ、イタリアオペラの殿堂『スカラ座』は、「これが有名なスカラ座なの?」というくらい、シンプルな外観に驚きます。近くにあるヴィットーリオ・エマニュエーレ二世のガレリアや大聖堂が、あまりにも大規模なので余計にそう感じます。
    しかし、内観は威厳を感じる雰囲気が漂い、演奏はいつも期待以上の内容です。私が一番素晴らしいと思うのは、合唱の迫力。今回鑑賞した『ナブッコ』の『行け我が思いよ、金色の翼に乗って』も感動的なものでした。
    主演のレオ・ヌッチ(75歳)、指揮のネッロ・サンティ(86歳!)とヴェルディのスペシャリストも、高齢ながら素晴らしい音楽を聴かせてくれました。



    ヴェルディのお墓


    ミラノ風リゾット
    もちろん食のイタリアですから、ミラノ風リゾットにカツレツも美味しいですよ!
  • 2017年11月2日

    はらやんinナポリ

    「ナポリを見て死ね」という言葉があります。ナポリの絶景を見ずに死ぬのはもったいない!という意味ですが、その言葉通り、サンタ・ルチア地区からナポリ湾越しに美しいヴェスビオス火山の風景が望めます。その一方で、町は車やバイクが多く行き交い、多くの店と観光客で溢れかえる、日本でいうと原宿の竹下通り?のような路地「スパッカナポリ」も混沌としていますが、ここでしか見られない風景として魅力的です。

    今回の目的はイタリア三大歌劇場と呼ばれるナポリ「サン・カルロ劇場」・「ローマ歌劇場」・ミラノ「スカラ座」を1つの旅行で巡る旅。その最初にナポリでオペラを鑑賞しますが、今ではヨーロッパ最古の歌劇場として機能し、ロッシーニ、ドニゼッティ、ヴェルディなどがこの劇場のために作品を作っています。

    オペラも有名ですが、カンツォーネ・ナポリターナも忘れてはなりません。皆さんはどのような曲を思い出しますか?「サンタ・ルチア」「オ・ソレ・ミオ」「フニクリ・フニクラ」・・・どれも名曲ですね。私は「帰れ、ソレントへ」ですね。哀愁漂う短調の曲ですが「帰れ、君〜」というサビの盛り上がりが印象的です。中学の音楽の授業の時、一人一曲、ソロで歌うという課題があったのですが、密かに私を含め仲が良い3人が1曲を分けて歌おうということになり、選んだのがこの曲。導入部、中間部、そしてサビと3つの部分に分かれるので、それぞれを一人ずつで歌うことに。結果は大いに盛り上がり大成功でした。3大テノールが流行る前にそのようなことをやったことは、なかなか先見の明があったのでは、なんて思ったりします。本家の3大テノールは「オ・ソレ・ミオ」を3人で歌いましたが、サビの部分をパヴァロッティが伸ばして歌い、それに対抗してドミンゴ、カレーラス連合がさらに伸ばして歌うという、なんとも楽しく、贅沢な演出に感激してしまったことを思い出します。

    実際にゆかりの街を訪れることで、音楽はさらに生き生きとしたものになります。このような機会を今後も皆様にご紹介していければと思います。

    ナポリに行くツアーはこちら。
    憧れの街!ナポリとフィレンツェでオペラ鑑賞 ナポリ・ローマ・フィレンツェ 8日間
    イタリア4つの歌劇場めぐり ナポリ・ローマ・フィレンツェ・ミラノ 8日間
  • 2017年10月24日

    小澤征爾がベルリン・フィルの指揮を降板

    1月にベルリン・フィルを指揮する予定だった小澤征爾ですが、長距離移動の上指揮をすることが大きな負担となるという医師の助言を受け、残念ではありますが降板することとなりました。代役はミッコ・フランク。
  • 2017年10月24日

    ラン・ランが降板

    ピアニストのラン・ランが左手腱鞘炎の回復がおもわしくなく、ベルリン・フィル演奏会(11/4)のソリストを降板することになりました。代役はチョ・ソンジン。来日公演を含むアジアツアーにも同行する予定でしたがこちらも降板し、代役はユジャ・ワンになります。
  • 2017年10月24日

    チェコ・フィルの次期首席指揮者が決定

    イルジー・ビエロフラーヴェクが5月に死去して以来、空席だった首席指揮者のポストに2018シーズンからセミヨン・ビシュコフが就任することが発表されました。
  • 2017年10月17日

    今週の「宝石箱の1曲」
    【グローフェ ミシシッピ組曲】

    エンパイアステートビルの展望台入場券とMETのチケット半券
    「ニューヨークへ行きたいかぁっ?」「罰ゲームは怖くないかぁっ?」
    往年のクイズ番組「史上最大!アメリカ横断ウルトラクイズ」。1977年から1992年まで放送された、まさに「史上最大」の(おそらく今でも)クイズ番組。毎年テレビ放送されるのが楽しみで仕方ありませんでした。

    まだ海外旅行が身近でない時代。それまで優勝賞品で海外旅行プレゼントというのはありましたが、優勝しなくても予選段階で海外へ連れて行ってくれるという懐の大きさで「もしかしたら自分も海外にいけるかも??」と思うようになり「いつか出てやろう」とテレビの前で出される問題に回答するのですが、最初の後楽園球場で行われた○×クイズ段階で予選落ち。応募して後楽園球場へ行くこともありませんでした。知力だけでなく、運と体力も必要という展開も話題になりました。成田空港ではジャンケンに勝たないとサイパンへの飛行機に乗れず、機内ではくつろぐ暇なく大量のペーパーテスト、成績が悪ければ日本へ強制送還。バラマキクイズは走って息も絶え絶えに回答しなければならず、敗者は甲子園でサヨナラ負けを喫した高校球児のようにがっくりと膝をつく・・・
    クイズ番組というより人間ドラマ。タレントではない一般の出場者が勝ち進むにつれて個性を徐々に発揮して成長していく、それを画面の前で応援していく物語のようでした。名所で繰り広げられる各予選会場の様子は、雄大な自然を立体的に、手軽に見せてくれることで楽しめましたし、決勝のニューヨークでは勝ち残った2名が乗る2台のヘリコプターがカッコよく摩天楼を飛ぶ様子に「とにかくここへ行ってみたい」という憧れを持たせてくれました。実際最初の海外旅行でアメリカに行き、エンパイアステートビルの展望台から決勝会場であったパンナムビル(現メットライフ・ビル)を見たときは「ついにここまで来たぞ!」と感慨深くなったものです。

    このような番組はもう二度と実現できないでしょう。現在では仮の名前で予約を取った飛行機の搭乗者名を成田で当日決める(変更する)ということはセキュリティ上、不可能なことです。担当した旅行会社(残念ながら弊社ではありません)も行程を通じて相当な苦労があったはずです。

    曲について触れることがなく申し訳ありません。「ミシシッピ組曲」の第2曲「ハックルベリー・フィン」、第4曲「マルディ・グラ」ともに、このクイズ番組の予選勝ちぬきの時のファンファーレBGMとして流れた曲。勝者がガッツポーズして喜びを表す雰囲気がぐっと盛り上がる明るく楽しい曲です。グローフェはアメリカの名所や産業などテーマにした曲を多く残し、またアレンジャーとしてもガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」のオーケストレーションで有名です。自然豊かで経済的にも邁進する巨大なアメリカを象徴するような壮大な曲の数々は元気をもたらせてくれます。アメリカ、久しく行っていないなぁ。またニューヨークに行きたいです!

    ニューヨークへ行くツアーはこちら»
  • 2017年10月13日

    ライプツィヒの聖トーマス教会

    先日、6月に聖トーマス教会で行われたバッハ/ミサ曲ロ短調の演奏の模様がテレビで放送されましたがご覧になった方も多いのではないでしょうか。(今後ブルーレイとDVDでも発売されるそうです。)

    この公演、バッハ音楽祭最終日の演奏会なのですが、私どももこの公演を聴くツアーを実施して、多くのお客様にご参加いただき、私も添乗員として同行しました。
    ご存じのとおり、聖トーマス教会はバッハゆかりの教会で彼がカントルとして亡くなるまで活躍した場所。そして内部にはバッハのお墓があります。そのバッハが眠る場所で彼の音楽を聴くとは、なんと感動的な体験!!最初の「キリエ」の和音が鳴ったとき、鳥肌が立ったのを覚えています。

    今回の放送では90歳を迎えたブロムシュテットのしっかりとした指揮をはじめ、演奏者の姿をじっくりと見ることができました。というのは教会後方2階のパイプオルガンが設置されている場所でオーケストラは演奏するので、1階に設置されている祭壇向きの席からでは、振り返らない限りその姿を見ることができないのです。つまり、後ろから音が飛んでくる状態。ただ教会特有の音響が頭上に響き渡ると、そのようなハンデは特に気になりません。バッハのお墓に正対して音楽を聴いていると、もしかしたら彼がよみがえってくるのではないかと思ったりして。(2階には、演奏の様子を近くで見ることができる席も一部あります)。

    今すぐライプツィヒへ行きたくなったら、ちょうど11/29出発のツアーで聖トーマス教会へご案内できます。バッハ記念館、バッハを世に広めたメンデルスゾーンの記念館、そしてゲヴァントハウス管弦楽団の演奏会お楽しみいただけます。ぜひ、ライプツィヒへ行ってみませんか?
    ツアーはその後、ドレスデンとベルリンを訪れます。
  • 2017年10月6日

    初めてサントリーホールに行ったのは・・・

    サントリーホールのバックステージツアーに参加しました。普段は客席で聴いているホールの裏側を見られるなんて!9月にリニューアルオープンしたばかりのホールがどのように変わったのかも興味深いところです。

    まず20分程のドキュメンタリー映画を見るのですが、ウィーン・フィルが初めてサントリーホールで演奏する様子が出てきます。ベートーヴェン「田園」のリハーサル映像なのですが、私が初めてサントリーホールで聴いたのが、まさにその「田園」。記憶の奥底から、この時のことがフワーっとよみがえってきました。でも正直、その時の記憶が断片的にしか残っていないのです。初海外オケのコンサート、しかも憧れのウィーン・フィル。そして体験したことが無い会場の華やかな雰囲気に頭がボーっとしていました。

    映像ではとても若いアバドが溌剌とリハーサルの指揮をしています。断片的な記憶の中でも良く覚えているのが、そのアバドの指揮姿。座席はステージ後ろのP席。指揮者を正面から見る経験はこれまでありませんから、最初は何かテレビでも見ているような感じで新鮮でした。アバドの表情や間合いをずっと見ていると、自分がアバドに指揮されて、オケで楽器を弾いているような錯覚に陥りました。思わず音を出すタイミングに合わせて体に力が入っていました。

    そして、アバドの指揮姿を焼き付けた私は、家に帰るとアバドの指揮姿をマネしていました。掴んだイメージを言葉にするとしたら、腕の高さと手は、幽霊が「うらめしや〜」と出てくるときの形。その腕をちょっと前に伸ばして指揮棒を持つとアバドになれるな、なんて自分では表現していたのですが、果たしてそれで似ていたのでしょうか。今となっては懐かしい思い出です。
  • 2017年10月3日

    オーストリアご旅行の際は、マスク着用禁止!?

    10月1日(日)から、「覆面禁止法」が施行される旨が、オーストリア政府より発表されました。
    公共の場で認識できない程度に顔を覆うことが禁止され、その範囲は風邪・花粉症用のマスクまで対象になる可能性があるとのこと。また、警官の指示に従わず、覆いを外すことを拒否した場合は、最大150ユーロ以下の罰金が科されるとのことです。
    オーストリアへ渡航される際は、ご留意ください。
  • 2017年9月22日

    食わず嫌い

    イチョウ並木の下を通ったら、あの独特な匂いがしてきました。そう、銀杏です。「まだ9月なのに、ずいぶん早いな」と思ったのですが、一部の実が台風の強風で早く落ちてしまったようです。
    銀杏が私は大好きです。でも、最初は嫌いでした。子供の頃、秋になると家で炒ったものが食卓に出されていましたが、キッチンからあの匂いがやって来るだけでいやな気分。ましてや口にする気なんか起きません。「なんでこんなもの、食べるの??」と思いました。予告なく茶わん蒸しに入れられた時は罰ゲームのようでした。誤って噛んでしまうとあの中途半端な触感と苦みを伴った青臭い味が口に広がって、何とも言えない気分でした。
    でも、それを繰り返しているうちに、子供ながらあの味と触感の虜になっていました。匂いもたいしたことないし、思ったほど苦くはない。表はプリッとした歯ごたえで中身の微妙な柔らかさがまたいい。「大人の味がわかり始めたぞ!」なんて思いながらむしゃむしゃ食べていました。

    食わず嫌いというか、慣れなのかもしれませんが、頑張って好きになろうとしたわけでなく、いつの間にか、その良さに気付いているということ。食べ物だけでなく音楽にも同じようなことがあります。「最初は聞いても意味が分からない」「なんか自分と合わない」でもだんだん聴いているうちに、いつの間にかしっくりくるようになる。「あれ、この曲、いつから好きになったのだろう?」こんな新しい発見があるし、その先がさらに広がるから面白いのですね。
    私の場合、室内楽は蚊帳の外だったのですが、結構いいな、と思いはじめて聴く機会も多くなっています。作曲家だとブルックナーやショスタコーヴィチは結構抵抗がありましたが、聴く機会も多くなるにつれて自然に抵抗はなくなってきました。さらにあまり表舞台には出てこない作曲家の作品も探して聴いたりしています。「この曲、結構いいじゃん」と発見できると嬉しいものです。そのような作品、また改めてここで紹介したいと思います。

    味覚の秋がそこまで近づいてきました。銀杏はシンプルに、炙って塩をつけて食べるのが一番と思っていますが、もっとお勧めの食べ方、ありますか?
  • 2017年9月8日

    ウィーン国立歌劇場の字幕システム、ついに日本語が登場!

    ウィーン国立歌劇場では2017-18シーズンが始まりましたが、今シーズンより新しい字幕システムが導入されました。対応言語はこれまでドイツ語と英語だけでしたが、新たに日本語を加えた6つの言語(ドイツ語、英語、日本語、イタリア語、フランス語、ロシア語)に対応できるようになりました。また、上演演目情報や出演者情報もドイツ語と英語だけですが表示されるようになりました。

    ウィーン国立歌劇場の字幕は、座席ごとに設置されているのが特徴。画面もタブレット端末になりこれまでより大きく見やすくなりました。
    ウィーン国立歌劇場は日本からのお客様が全体の7%を占めるとのこと。日本人に対して利便性を高めてもらえたのはありがたいことです。
  • 2017年9月1日

    バイロイト音楽祭で男性がブリュンヒルデ役??

    8月28日のバイロイト音楽祭「神々の黄昏」第1幕上演中に、ブリュンヒルデ役のキャスリーン・フォスターが足を捻挫。演技ができないため通常なら代役歌手を出すことになるのですが、今回取られた策は歌手キャスリーン・フォスターが舞台袖から歌い、演技だけを「男性」演出助手であるアンドレアス・ローザーが舞台上で行うというもの。ローザーは素晴らしい演技を続け、カーテンコールは30分に及んだとのことです。男性だとしても演技を良く知る演出助手だったからこそ、今回の様な奇策が考えられたのでしょう。

    来年のバイロイト音楽祭は「リング」での上演はなく、「ワルキューレ」がプラシド・ドミンゴ指揮で上演されるとのことです。
  • 2017年9月1日

    ザルツブルク ❹

     聖ペーター教会
    前回、モーツァルトのミサ曲ハ短調の初演がザルツブルクで行われたことを書きましたが、その場所は聖ペーター教会。ドイツ語圏で現存する最古の修道院(696年創設)に付属した教会で、現在の建物はその後新たに1782年ごろまでに造られたということです。タマネギのような形をした塔と白を基調とした天井に壮麗なフレスコ画が映える非常に美しい内装です。

    そのすぐそばにレストラン「シュティフツケラー・ザンクトペーター」があります。私どものお客様によくご利用いただくのですが、なんと西暦803年の記録に登場しているのだとか!日本では「鳴くよウグイス平安京」が794年ですから、まさに平安時代初期から現在まで続いているヨーロッパ最古のレストランということになります。レストランの規模は意外に大きく、岩山をくりぬいた中庭の席やたくさんの宴会場があり、音楽祭公演が終わると多くのお客様で賑わいます。また、出演している音楽家も訪れることがあり、店内にはネトレプコやムーティをはじめとした写真が飾られています。モーツァルトの曲を聴いて食事できるモーツァルト・ディナーも人気があります。


    ザンクトペーターの入口

    ザルツブルガーノッケル©Tourismus Salzburg
    定番のオーストリア料理であるシュニッツェルやターフェルシュピッツ、そしてふわふわメレンゲに焼き色をつけてザルツブルクの山々を模したデザート、ザルツブルガー・ノッケルなどがメニューに並んでいます。しかし、創業当時はいったいどのようなメニューが提供されていたのでしょうか。修道院はブドウ畑を所有し、ワイン醸造と販売を行っていましたのでワインやそれに合う食事だったのでしょう。
    早いもので、もう8月も終わり。ザルツブルク音楽祭もすべての公演が終了しました。来年の夏はぜひ、素敵なザルツブルクへ行ってみませんか?
    おっと、その前に。1月から2月にはモーツァルト週間が開催されウィーン・フィルも再び登場、3月から4月にはイースター音楽祭が開催され、ティーレマン率いるドレスデン国立歌劇場が引っ越しして公演を行います。ライブでもツアーを企画していますので、こちらもぜひご検討下さい。
  • 2017年8月25日

    今週の「宝石箱の1曲」
    【モーツァルト ミサ曲ハ短調 K.427】

    今年のザルツブルク音楽祭で上演された歌劇「皇帝ティートの慈悲」は通常の上演とは異なりこのミサ曲が所々に織り込まれていました。事前に現地ラジオ放送をインターネット経由で聴いていたのですが、実際の上演を鑑賞することで物語の印象をさらに深める効果を上げていたと思いました。モーツァルトが完成に至らないまま初演を行ったのはザルツブルクで、妻のコンスタンツェがソプラノ・パートを担いましたが、結局、全曲を完成させることがでなかった作品です。

    冒頭は悲痛な嘆きを表すような旋律の「kyrie(キリエ)」。映画「アマデウス」ではモーツァルトの結婚式場面でこの部分が使われています。ハッピーであるはずの結婚式のBGMがなぜこの悲痛なBGMになっているのか。父親に歓迎されない結婚、また彼の短く波乱ある人生を予感させているようにも思えます。それに対して喜びが駆け上がるようなチャーミングなソプラノ・ソロ「Laudamus te(我らは主をほめ)」は、まだ結婚したての妻コンスタンツェを地元ザルツブルクでアピールするにはうってつけの曲だったのかもしれません。

    名曲ばかりのモーツァルトの曲に順位を付けることはなかなかできませんが、自分の中では間違いなくベスト10に入る作品です。
  • 2017年8月22日

    ザルツブルク ❸


    カラヤン像

    ミラベル庭園

    音楽祭会場前
    ザルツブルクにやって来ました。天候の変化が多く寒い日もあったようですが、私の滞在中は幸いにも天気に恵まれ暑い日が続いています。今年も多くのお客様にご参加をいただいています。ありがとうございます。
    今年は例年と異なり会場でのセキュリティが厳しく、持ち込むバッグの中をチェックされます。チケット不携帯の私たちもお客様ご案内のために会場へ入ることができたのですが、今年は一切不可。世界からお客様が集まる場所ですからテロ警戒の意識が高くなっています。

    「ライブ」では数多くの音楽鑑賞ツアーをご案内していますが、なかでも音楽祭鑑賞の魅力は「同じ場所に滞在しながら、日替わりで世界一流の音楽家の演奏が聴けること」です。
    ホテルも同じなので荷物を置きっぱなしでOK。都市間移動時間も不要なので公演がないときは観光やショッピングに十分な時間が取れます。まるでその街に暮らしているように。
    ザルツブルクの歴史ある街並みだけでなく、少し足を延ばせばザルツカンマーグートの大自然を眺めることもできます。もちろん音楽鑑賞も主会場となる3つのホールを中心に連日公演が繰り広げられています。公演のハシゴをすることもできます。例えば8月19日(土)であれば、

    11:00〜 ウィーン・フィル鑑賞(90歳のブロムシュテットが得意のブルックナーを指揮)

    13:30 昼食後

    15:00〜 モーツァルト「皇帝ティートの慈悲」(注目のクルレンツィスが指揮し、奇才セラーズの演出が見もの)

    18:30 簡単な夕食後

    19:30〜 ヴェルディ「アイーダ」(ムーティ指揮、ネトレプコ出演のプレミア公演)

    ・・・・

    もう日本では考えられないような「音楽の漬け物状態」になることが可能でした(私は個人的にトライしたかったのですが・・・きっと夜は腑抜けのようになってしまったでしょう)。
    ぜひ、来年のザルツブルクで皆様のトライアルをお待ちしております。

    ※話題の「アイーダ」はTV収録されていますので、後日、日本でも放送され、映像作品として販売される予定と思われます。
  • 2017年8月15日

    ザルツブルク ❷

    「ザルツブルク音楽祭」で思い出すことのひとつに「FMエアチェック」があります。
    好きなレコードをしょっちゅう買えるような環境ではなかったので、頻繁にクラシックを流しているNHK-FMを録音することはレパートリーを増やすための生活の一部になっていて、特に今以上に放送本数が多かったザルツブルク音楽祭など海外のコンサートの録音中継は、レコードでは聴けないような組み合わせ(オケと指揮者、曲目)をFM雑誌の番組表で発見してはラインマーカーで塗りつぶし、ひとり興奮していました。

    いざ放送日。まずはラジカセ(懐かしい言葉!)の電波状況を確認します。ノイズが入らないアンテナの向き、場所を探して家じゅうを移動。ベストポジションを探すと、今度はカセットテープの入れ替え確認。長い曲になると90分テープの片面45分では入りきらないので、どの楽章の切れ目で新しいカセットに入れ替えるかをシミュレーションします(都合片面だけ録音した2本以上のカセットが出来上がりますが、後で編集ダビングして1本にします)。そして放送が近くなると、家電製品の電源ON/OFFをしないように家族に呼びかけます。電源スイッチ入れ替えでノイズが発生してしまうのです。レコードのような完璧な状態で録音することを目指していたのですが、いざ放送が始まると近くを車が走って「ブチブチ」、原因不明のノイズが「シャー」、母親がオーブンのスイッチを入れて「ブチッ」。そのたびに「わぁー、ノイズ入っちゃったじゃないか!」と発狂しそうなくらい騒いでいたことを思い出します。

    当時カラヤン、バーンスタイン、レヴァイン、ムーティなどそうそうたるマエストロが日替わりでウィーン・フィルを指揮した公演が放送され「ザルツブルクはそのような特別な場所なのだ。どんなところなのだろうか。いつか行けるだろうか」と想像を膨らませていました。
    大量のカセットテープは今ではCD-Rにダビングされて残っていますが、かなりのテープは聴くに堪えられないほど音質が劣化してしまい、泣く泣く廃棄することになりました。前述のような苦労は今では笑い話で懐かしく思いますが、当時はそのくらいの思いで音楽を求めていたのだと思います。幸いにもザルツブルクへ行くことができ、演奏も聴くことができましたが、たまには当時の思いに浸りながら懐かしい録音でも聴いてみましょうか。
  • 2017年8月10日

    今週の「宝石箱の1曲」
    【佐藤眞 混声合唱とオーケストラのためのカンタータ「土の歌」】

    8月になると必ず聴く曲。合唱曲「大地讃頌」はこのカンタータに含まれる最終曲(第7楽章)で、学校のクラス合唱でもよく取り上げられる名曲です。私もこれまで何度歌ったことか。
    歌い始めてしばらくして「土の歌」全曲を聴く機会があったのですが、その時から、それまで抱いていた思いとは違う思いで歌うようになっていました。「大地讃頌」に至るまでの曲で、大木惇夫の詩には土の素晴らしさを讃える一方、戦争、原爆、そしてそれらを生み出し、土を汚した人間への非難が込められています。
    「大地讃頌」は子供心ではかっこよく盛り上がる曲なので好きだったのですが、その前の6曲の意味を踏まえて歌うことでさらに深い感銘をもたらす曲となりました。
    まだ叶っていませんが一度全曲を歌う機会があれば、と今でも思っています。
  • 2017年8月8日

    ザルツブルク

    「ああ!ここに住めたら幸せなのに・・・」
    初めてザルツブルクを訪れたときに思わずつぶやいた言葉です。

    そのザルツブルクで今年もまた夏の音楽祭が始まりました。ザルツブルク自体は小さな街ですが、そこをめがけて世界トップレベルの音楽家はもちろん、その演奏を楽しむお客様が世界中からやってきて、まさに「祭」といった華やかな雰囲気になります。ここにやってくる音楽家たちは普段とは異なり、ラフな雰囲気を見せることが多いような気がします。楽屋口では気軽にサインに応じたり、一緒にカメラに収まってくれたり。街中のレストランで食事している姿を見かけることも。私もホテルザッハーのエレベータで今は亡きマゼールと偶然一緒になったことがありますが、気軽に会話をしてもらったことがあります。

    今年はどのような演奏が毎日繰り広げられるのか、大変楽しみです。ザルツブルクは夏だけでなく、他の季節も訪れたい所。クリスマス時期には「きよしこの夜」で有名なオーベンドルフが近郊にありますし、冬のモーツァルト音楽祭、そして春のイースター音楽祭と音楽に関する見どころがあります。「ライブ」でもツアーをご用意していますので、ぜひご検討ください。
  • 2017年8月4日

    フィリップ・ジョルダンが次期ウィーン国立歌劇場の音楽監督に

    現在、パリ国立オペラの音楽監督であるフィリップ・ジョルダンが、2020年シーズンよりウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任することが発表されました。同ポストは前任のフランツ・ウェルザー・メストが退任してから空席のままとなっています。フィリップ・ジョルダンはウィーン交響楽団の首席指揮者も務め、冬には同団を率いて来日公演を行います。これまでも数々の歌劇場やオーケストラで指揮してきた若い才能にこれまで以上に注目が集まります。
  • 2017年8月1日

    エルンスト・オッテンザマー(クラリネット奏者)が急死

    ウィーン・フィルの首席クラリネット奏者エルンスト・オッテンザマーが心臓発作のため7月22日に61歳で亡くなった。1979年にウィーン国立歌劇場管弦楽団のメンバーとなり、1983年よりウィーン・フィルの首席奏者として活躍。複数の室内楽団を設立したり、ウィーン音楽大学で教鞭をとっていました。また、息子のダニエルはウィーン・フィル、アンドレアスはベルリン・フィルでそれぞれ首席として活躍するクラリネット一家として有名でした。
  • 2017年7月7日

    パーヴォ・ヤルヴィ(指揮者)が新たなポストに就任予定

    パーヴォ・ヤルヴィが、スイスの名門チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の音楽監督兼首席指揮者に就任することが発表されました(2019-20年シーズンより)。 現在、NHK交響楽団の首席指揮者として日本でも活躍、ベルリン・フィルなど世界主要団体への客演も多く忙しい指揮者の一人ですが、新たなヨーロッパでのポストを得ることで今後の活動が注目されます。
  • 2017年6月2日

    イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮者)が死去

    6月1日、チェコの指揮者イルジー・ビエロフラーヴェクが重い病気の末、71歳で死去したと報じられました。 チェコ・フィルの首席指揮者として活躍するだけでなく各地のオーケストラにも幅広く客演し、日本でもなじみが 深かった存在です。最近では2015年に来日、今年の秋にもチェコ・フィルを率いて来日する予定でした。
  • 2017年4月28日

    ベルリン国立歌劇場の再オープン発表

    改修工事中のベルリン国立歌劇場が10月3日に再開することが発表されました。これは当初の再開予定より4年も遅れたことになります。 工事期間中はシラー劇場で公演を続けられていますが、1742年創建の歴史ある建物での再開を待ち望んでいたファンにとっては「ようやく」といったところでしょう。 次期プログラムは6月に発表される予定です。
  • 2017年4月25日

    ドレスデンに新コンサートホール誕生!

    ドレスデンの中心部にオープンする文化複合施設「クルトゥーア・パラスト」内にコンサートホールが新設されます。 1800の座席がステージを取り巻く構造で、4/29(土)に本拠地オーケストラであるドレスデン・フィルがベートーヴェンの第9を演奏して、新たな門出を祝います。

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